女性二人がスマートフォン画面を見つめる様子

TikTok、使ってる?基礎からマーケティングへの活用まで解説します

女性二人がスマートフォン画面を見つめる様子

近年、若年層を中心に普及し、日本でも爆発的に利用者数を増やしているTikTok。世界的にもユーザーを増やしている背景には、短時間の動画を投稿するという斬新な手法と、アプリ内で搭載された動画制作ができるという参入のしやすさがあります。

TikTokはマーケティング活動にも積極的に活用されており、その独自の広告の出稿方法を利用することで、短期間で爆発的な拡散力を発揮するのが特徴です。当記事ではTikTokを活用したマーケティング方法について、基本的な概要や成功事例も踏まえて解説していきます。TikTokをマーケティングに活用したい人は、是非ご覧ください。

TikTok、使ってる?

スマートフォンを操作する女性の手がクローズアプされた様子

10代の若者を中心に急速に普及している動画共有SNS、TikTok。皆さん、使っていますか?

TikTokは中国のBytedance(バイトダンス)社が運営するアプリです。2016年のリリース以降爆発的に普及し、世界中で利用されています。2018年の7月には月間アクティブユーザーが2億人に達し、現在もユーザーを増やし続けていることから、TwitterやFacebookなどの主流のSNSに肩を並べる日も近いでしょう。

TikTokの最大の特徴は、15秒という短時間の動画を共有するという体系です。文章ではなく動画を中心に据えたことにより、投稿者は多様な表現が可能になり、視聴者はより直感的に人々の発信を受け取ることができます。また、簡単に動画を編集できる機能が搭載されているのも大きな特徴です。

動画プラットフォームといえば世界最大の利用者数を誇るYoutubeがありますが、再生回数が多い動画は企画と動画編集のクオリティが高く、合わせてプラットフォーム全体のレベルが高くなっているため、気軽に参入できる環境とはいえません。

対して、TikTokではアプリ内に動画編集機能を搭載することで動画編集技術レベルの固定化に成功しており、動画時間の制約も相まって、気軽に動画を投稿できる環境となっています。動画時間を短くすることで投稿を流し見して情報を得ることができるというSNSのメリットを失っていないこともポイントで、投稿した動画が他人の目に触れやすく、投稿のモチベーションが下がりにくいことも、利用者が増えている要因といえるでしょう。

TikTokをマーケティングに活用するメリット

スマートフォンを操作する笑顔の女性

TikTokはマーケティング行う上でも無視できない存在です。広告出稿によるマーケティングはもちろん、「TikToker」と呼ばれるインフルエンサーも登場しており、10代の若年層に対して効果的なマーケティングができるようになっています。TikTokをマーケティングに活用するメリットは以下の通りです。

  • 普及率が高い
  • セッション数が高い
  • 広告の出稿方法が豊富

詳しく見ていきましょう。

普及率が高い

TikTokは現在急速に普及しており、他の主要SNSを追い抜く勢いです。アメリカのモバイルアプリ専門マーケティング調査会社である「SensorTower」の調査によると、2018年の段階で、TikTokアプリは6億ダウンロードを突破しています。日本に限定しても、2019年に月間アクティブユーザー数が950万人に達し、今後は主流のSNSに肩を並べることが予測されているのが現状です。

老若男女が利用している主流なSNSと違い、ユーザー層が若年層に偏っているのも大きな特徴で、特に若者をターゲットにしたマーケティングにおいては、大きな効果を発揮する可能性があるマーケティングチャネルといえるでしょう。

ユーザーの起動回数が高い

TikTokは、ユーザーの一日当たりの起動回数が高いことも大きな特徴です。

アプリ分析プラットフォームである「App Ape」の調査によると、2018年3月時点でのTikTokにおけるユーザーの1日あたりの平均起動回数は43.4回であるという結果が出ています。主流なSNSであるTwitterの1日あたりの平均起動回数が15.5回なので、TikTokユーザーはTwitterユーザーの3倍弱の頻度でアプリを起動しているということです。加えて、TikTokユーザーの3割程度は51回以上起動しており、ヘビーユーザーが多いことが分かります。結果、必然的に広告がユーザーの目に留まる回数が増えるので、マーケティングが効果を発揮する可能性が高いです。特に、15秒という動画時間も相まって、短時間の動画が効果を発揮しやすい、認知獲得や広告想起を目的とした広告動画が有効といえるでしょう。

広告の出稿方法が豊富

広告の出稿方法が豊富なことも、TikTokをマーケティングに活用する大きなメリットです。詳しくは後述しますが、TikTokの広告には以下の3種類が存在します。

  • 起動画面広告
  • インフィード広告
  • #チャレンジ

他のSNSとは一線を画す特徴といえるのが、一般的な広告に加え、視聴者を巻き込むようなマーケティングが行えることです。視聴者が能動的にアクションをとれるようなマーケティングは拡散力が高く、特に認知獲得において効果を発揮します。

アプリ内で動画を簡単に制作できるという強みが最大限に活かされた、TikTokでしかできないマーケティング手法といえるでしょう。

TikTokマーケティングが向いている業種

スマートフォン上を流れるソーシャルメディアのイメージ。

TikTokにおけるマーケティングは、BtoCの業種において効果を発揮しやすいです。先述の通り、TikTokでは15秒という動画時間の制約があるため、商品やサービスの紹介には向いておらず、どちらかというと認知獲得を目的とした広告が有効になります。また、ユーザーの多くが若年層であることから、企業向けの商品やサービスの広告は効果を発揮しづらいです。結果、TikTokマーケティングは、若年層をターゲットにした認知獲得がコンバージョンに繋がりやすい業種に向いているマーケティングチャネルであるといえるでしょう。中でも、飲食と美容関連の広告については、インフルエンサーである「TikToker」がグルメや美容関連のタグを使用した影響もあり、拡散力が高くなっています。

他にも、放送業や旅行業など、短時間の動画でも宣伝物がイメージしやすい業種のマーケティングにおいて、効果を発揮しやすいです。

TikTokをマーケティングに活用する方法

ハッシュタグを持つ手

TikTokをマーケティングに活用するためには、広告出稿方法ごとの特徴を捉えておくことが必要です。先述したように、TikTokには以下のような広告出稿方法が存在します。

  • 起動画面広告
  • インフィード広告
  • #チャレンジ

詳しく見ていきましょう。

起動画面広告

1つ目の出稿方法が起動画面広告です。ユーザーがTikTokアプリを起動した際に広告が表示されます。始動と共に表示されるという性質上、ほぼ確実にユーザーの目に触れることになるので、訴求力が高く、認知されやすいのが特徴です。ただし、画像による広告になるため、動画広告より情報量が少なくなってしまうという欠点があります。

また、起動画面広告の枠は1日1社しかないため、コストが高く枠の確保が難しいのもデメリットです。短期間で一気に認知獲得を行いたい時に有効な広告出稿方法といえるでしょう。

インフィード広告

インフィード広告は、おすすめ投稿として表示される広告です。おすすめ投稿は、起動画面広告が終了した後、タイムラインが表示される前に表示されるフィードになります。TikTokにおいてタイムライン以上に視聴時間が長いフィードであり、拡散性の高さが特徴です。また、広告上にリンクを設定できるのもポイントで、外部サイトやアプリの購入ページなどに誘導することもできます。

TikTokの中ではSNSで良く見られるタイプの広告に近いタイプのものになりますが、他のSNSと連動がしやすいTikTokの特性と、スマートフォンの画面全体に表示できるというインパクトの強さによって、より効果的なマーケティングが可能です。

#チャレンジ

「#チャレンジ」は、アプリ内で簡単に動画作成できるというTikTokの特性が最大限に利用されたタイアップ広告です。

ダンスや印象的な動作など、ユーザーが簡単にマネできるコンテンツ動画にした上でハッシュタグを設定し、視聴者に投稿を促すことにより拡散を目指す広告となっています。ユーザーが能動的に拡散を行ってくれるため、連鎖的にユーザーのタイムラインに登場するようになるのが特徴です。また、広告というイメージが薄いため、ユーザーの広告に対する嫌悪感を刺激することなく、うけが良いこともポイントになります。

施策として行う場合は、広告塔をなる人物に依頼した上で、TikTok側からのサポートを受ける必要があるため、広告費は割高になりやすいです。しかし、話題になった際の拡散力は他のSNSとは比べ物にならないため、充分に挑戦する価値のある広告であるといえるでしょう。

TikTokをマーケティングに活用した事例

「case study」と書かれたファイルを前に話し合う男性と女性

TikTokのマーケティングでの活用について分かったところで、実際にTikTokでマーケティング活動を行い、成功した事例を紹介します。

今回紹介する事例は以下の通りです。

  • サントリー「ペプシJコーラ」
  • ローソン「Lチキ」
  • Mixi「モンスターストライク」

詳しく見ていきましょう。

サントリー「ペプシJコーラ」

サントリーの「ペプシJコーラ」は日本人向けの「ペプシ」として開発された飲料です。2018年4月というTikTokの日本での利用者が増え始めた段階で、いち早くTikTok用のCMを打ち出し、人気を集めました。

「ペプシJコーラ」の広告では、サッカー選手の本田圭佑氏が登場することでも有名ですが、そのほかにも人気声優の上坂すみれ氏や日本を代表するバンドであるLUNS SEAやX JAPANのギタリストのSUGIZO氏などが、動画で印象的なダンスを披露しています。幅広い層をターゲットにしつつ、「#チャレンジ」のメリットを最大限に活かしており、ユーザーがダンスを真似して投稿するムーブメントに合わせ、瞬く間に拡散されていきました。

最終的には3週間で1,500万再生されており、認知獲得目的のマーケティング活動として大成功を納めています。TikTokらしい手法でマーケティングを行った上での正統派な成功事例といえるでしょう。

ローソン「Lチキ」

ローソンでは、ホットスナックとしてお馴染みの「Lチキ」の若年層における認知度を向上させるために、TikTokを活用したマーケティングを行いました。手法は「ペプシJコーラ」と同じく、ダンスを利用した「#チャレンジ」なのですが、ローソンはターゲット層を10代の女性に絞っており、女子高生に圧倒的な人気を誇るTikTokerである国末莉子(リコリコ)さんを起用し、ダンスもキャッチ―かつ可愛らしい振り付けを採用しています。結果的に女子高生を中心にダンスを投稿するムーブメントが起こり、認知獲得という目的を達成しました。

ターゲット層の設定によって企画や広告塔を選定することが買うかを発揮する好例であるといえるでしょう。

Mixi「モンスターストライク」

Mixiの人気ソーシャルゲームである「モンスターストライク」も、TikTokにおいて画期的なマーケティング活動を行っています。「モンスターストライク」のプロモーション動画はインフィード広告で出稿されたのですが、動画内に視聴者を惹きこむ工夫が盛り込まれてました。

動画を片目で見ると、動画内のモンスターが立体的に見えるようになっていたのです。
片目を閉じて、画面に近づいて見てみると…!?

思わず試したくなる上記の工夫は、15秒という短時間な動画を全て見てもらう上では効果的な施策であり、かつ視聴者に能動的なアクションを要求するため、より訴求力が高くなります。結果として、他の広告に比べ10倍から100倍のエンゲージメントを獲得しており、新規顧客獲得に成功しました。「モンスターストライク」がほかにもユーザーがアクションできる要素を持った広告を出稿しており、TikTokにおけるマーケティング活動で成功し続けています。TikTokの異能をフルに活用したマーケティングの好例であるといえるでしょう。

まとめ

複数の人の手がスマートフォンを操作する様子

TikTokを活用したマーケティング手法のメリットや成功事例などについてお話してきました。TikTokは主流のSNSに比べるとまだまだアクティブユーザーが少ないですが、ターゲット層を若年層に固定化した上でマーケティング活動を行えば、爆発的な拡散を期待することができます。特に認知獲得においては強力な効果を発揮するので、認知を広げることが売上に直結するような商品については特に効果的です。爆発力のあるマーケティング活動を行いたいのであれば、TikTokを活用した広告活動を試してみましょう。

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