タブレットを手に微笑む女性

インタラクティブ動画って何?基礎知識から紹介!

タブレットを手に微笑む女性

スマートフォンの普及が進むにつれて、インターネットを利用する人の数が年々増加しています。また、Youtubeなどの動画プラットフォームを利用者数も増加しており、テレビ以外にも日常的に動画を目にするようになりました。それに伴い、インターネットの広告市場規模も年々拡大しており、その中でも近年動画を使ったマーケティング手法が多く取り入れられるようになってきました。そんな動画を使ったマーケティング手法の1つとして、今注目を集めている「インタラクティブ動画」についてご存知でしょうか?今回は、インタラクティブ動画について、メリット・デメリットなどを踏まえてご紹介します。

インタラクティブ動画とは?

PCに向かって手を広げる男性

まずはインタラクティブ動画とはどのようなものかご紹介します。インタラクティブ(interactive)を日本語に直訳すると「双方向」や「対話式」という意味になります。

インタラクティブ動画とは、動画を視聴する利用者に一方的に動画を配信する訳ではなく、視聴者が動画内に表示される選択肢などを操作することで、選択に応じて内容が変化する、体験型の動画のことです。このインタラクティブ動画ですが、例えばYoutubeでは頻繁に活用されています。Youtubeの動画の視聴が完了すると、動画の最後に「おすすめ動画」や「チャンネル登録ボタン」などが表示されて、任意で選択できるかと思います。 この「おすすめ動画」や「チャンネル登録ボタン」もインタラクティブ動画一種となります。

従来の動画の場合、配信者が作成した動画を視聴者に対して一方的に流すのみとなっていました。そのため、動画を見た視聴者に対して、動画上で何か次のアクションにつなげるための施策ができませんでした。しかし、インタラクティブ動画では、動画を視聴した利用者に対し、動画上で次のアクションを起こせるようになりました。これによって、視聴者の動画視聴時間や、動画に触れる回数を高めることが可能となりました。つまり、インタラクティブ動画とは、視聴者と動画上でのコミュニケーションを取ることで、より動画の効果を高めるための手法となります。

インタラクティブ動画を活用するメリット

MERIT

インタラクティブ動画がどのようなものかご理解いただけたと思います。ではインタラクティブ動画にはどのようなメリットがあるのでしょうか?ここではインタラクティブ動画を活用して生まれる4つのメリットをご紹介します。

印象に残りやすい

従来の動画の場合、視聴者は動画を見ることしかできませんでした。
視聴者は動画を視聴するだけという、受動的な行動しか取ることができず、そのため途中で飽きて動画から離脱してしまう可能性がありました。
しかし、インタラクティブ動画の場合、視聴者は動画を視聴するだけではなく、動画内に表示される選択肢を選択するなど、自らの意思で自発的に行動する機会が設けられます。
自ら自発的に行動した結果、視聴者にとってはただ受動的に動画をみるより印象に残りやすく、また、最後まで視聴されやすくなります。

エンゲージメントが高くなる

動画マーケティングにおいて、1つの指標とされるのが「エンゲージメント」です。エンゲージメント(engagement)を直訳すると「約束」「契約」の意味をもち、サービスや商品の購入につなげるための指標です。一方的な動画の配信ではなく、視聴者とコミュニケーションを取れることがエンゲージメントを上げるために大切な要素となります。そのため、視聴者との対話式で配信されるインタラクティブ動画は、エンゲージメントを上げるためには効果的な施策の1つとなります。

動画の改善に役立つ

取得するツールにもよりますが、視聴者がクリックやタッチをすることができるインタラクティブ動画では、「どこをクリックされたか」「どこで離脱したのか」などの情報を数値化することができます。

従来の動画では、再生回数によって動画の効果を判定するケースが多くありましたが、視聴者の行動が見えづらかったため、具体的な改善案につなげることが困難でした。

しかし、インタラクティブ動画では、視聴者の行動から得た数値を元に効果計測が可能であるため、数値の実績を元に、動画の内容を改善することが可能です。

世界観に惹き込む

インタラクティブ動画には様々な使い方があり、その1つに利用者に選択肢を与えて、選択によって視聴できる動画を変えることができます。例えば、1つの動画内で2つの選択肢が3回表示される場合、視聴者は全部で8パターンの選択を選ぶことが可能です。複数の動画を製作することは大変ですが、こうしたストーリー性のある動画を用意することによって、視聴者を自社サービスの世界観に惹き込むことができ、その世界観に共感を覚えた視聴者は、自社サービスのファンとなるでしょう。

インタラクティブ動画のデメリット

DEMERIT

あらゆるサービスや商品にメリット・デメリットがあるように、インタラクティブ動画にもデメリットは存在します。ここではインタラクティブ動画におけるデメリットを3つご紹介します。

専門性が高い

インタラクティブ動画は従来の一方向の動画異なり、視聴者と対話型の動画となります。そのため、効果的な動画を作るためには、専門的な知識やスキルが必要となります。

例えば、アクションポイントを増やしすぎて、視聴者にとって負担となってしまう場合があります。

また、アクションポイントを表示させるタイミングや、表示させる文言はどのような内容が最適か?など、1つのインタラクティブ動画を作成するにあたって、数多くの専門的な知識やスキルが必要とされます。そのため、全く知見がない状態からインタラクティブ動画を製作する場合、ハードルが高く感じてしまうことが1つ目のデメリットです。

とはいえ、これらのスキルは実際にインタラクティブ動画を製作して配信、数値を検証することで身につくものでもありますので、インタラクティブ動画を検討されているのであれば、まずは1本制作して配信、効果計測してみることをオススメします。

想定以上に工数をかけてしまう

インタラクティブ動画では制作工数はもちろん、視聴者の行動が数値化されるため、改善点が明確化されやすいため、知らぬ間にインタラクティブ動画の改善に工数をかけてしまうことがあります。もちろん効果を高める上で、改善点が明確になることは非常に良いことではありますが、必要以上に工数をかけることはあまり得策とは言えません。インタラクティブ動画を通してどのような結果を得たいか、しっかりとゴール(KPI)を明確にして取り入れると良いでしょう。

制作コストがかかる

従来の動画であれば、1つの動画を作成すれば制作完了でした。しかし、インタラクティブ動画では、その限りではありません。
例えば、インタラクティブ動画で、視聴者に選択肢を2つ表示させたい場合、選択後のコンテンツを、さらに2つ用意する必要があります。この場合、1つのインタラクティブ動画を成立させるためには3つの動画やコンテンツが必要となりますので、通常の動画と比較すると、制作コストがかかってしまいます。もちろん、選択後のコンテンツに既存のコンテンツを活用すれば、その限りではありませんので、制作費と相談しながら、最適な方法で制作しましょう。

インタラクティブ動画を活用した事例

ビジネスカードボックス

各業界やサービスによって、マーケティング活動における有効な施策は、それぞれ異なります。では、インタラクティブ動画はどのような場面で活用されているのでしょうか?ここではインタラクティブ動画を用いた活用事例を3つご紹介します。

ECサイト

インタラクティブ動画を相性がいいと言われているサービスが、ECサイトです。

例えば、アパレル系のECサイトの場合、インタラクティブ動画内でモデルが着用している服をクリックすることで詳細が表示され、そのまま商品を購入するという導線を設置することも可能です。

また、例えばキッチン用品などを取り扱うEXサイトでは、キッチンの様子や調理をしている様を動画として配信し、視聴してもらうことで、言葉以上に商品を疑似的に体感してもらうことが可能です。

インタラクティブ動画の場合、視聴者が動画を閲覧して気に入った場合、その商品をクリックすることで詳細ページや購入ページに遷移させることも可能ですので、利用者により商品について理解してもらった上で、販売することが可能です。

採用面接

意外に思われるかもしれませんが、人材採用でもインタラクティブ動画が採用されています。求職者に会社概要として制作したインタラクティブ動画を視聴してもらうことで、求職者自身で興味のある事業内容や、入社後の働いているイメージをしてもらうことが可能です。

また、インタラクティブ動画を通して、効率的な採用活動を行うことがきます。

例えば、求職者に見せるためのインタラクティブ動画のうち、ある一定のポイントまで動画を視聴しないと、面接の権利を得ることができないと線引きしておくことができます。

会社の概要に対して興味がない=会社に対してさほど興味がないと判断し、指定のポイントまで視聴していない求職者は採用対象外とすることで、無駄な採用活動や、ミスマッチを事前に防ぐことが可能です。

旅行業界

インタラクティブ動画は旅行業界でもその効果が期待できます。インタラクティブ動画では、その後のストーリーを分岐することで、視聴者に選択権を与えて、気になる動画の視聴を続けてもらうことが可能です。

例えば、検討している海外ツアーで、現地に到着後、異なる2つのプラン、AプランとBプランがあったとします。視聴者はインタラクティブ動画を通して、現地に到着後、プランの選択ができます。視聴者は、選択したプランによって、それぞれ別の動画が用意されており、視聴者自身が選択したプランを疑似体験することが可能です。

利用者にインタラクティブ動画をとして疑似体験してもらうことで、より一層現地に足を運んで見たいという期待感と、それぞれのプランを疑似体験した上で選択したことによる、利用者の満足度向上が見込まれます。

インタラクティブ動画の作り方

黄色い背景とカチンコ

インタラクティブ動画を導入することを決めたとして、どのようなサービスを利用したら良いのか?という疑問が生じるかと思います。そこで、インタラクティブ動画を制作する際にオススメの制作方法と、サービスについてご紹介します。

Youtube

無料で視聴できる動画サービスとして代表的なYoutube。Youtubeを利用することで、無料でインタラクティブ動画を制作することが可能です。

Youtubeには「Youtubeカード」というサービスがあり、このサービスを利用することで、特別な専門知識がなくても、簡単にインタラクティブ動画を制作することが可能です。動画内に「カード」を表示させることができ、視聴者はこのカードをクリックすることで、配信者が任意で設定したURLへ遷移します。

Eko Studio

無料で使えるインタラクティブ動画作成ツールです。ペプシのグローバルキャンペーンで使用されたという実績があります。 サービスは英語表記となっていますが、インタラクティブ動画を製作する際に参考となるチュートリアルが用意されています。操作には慣れが必要ですが、複雑な分岐にも対応しており、無料で使えるツールの中では、非常に高い評価を得ています。

MIL

MIL株式会社が提供するインタラクティブ動画編集ツール「MIL」 。MILは専用の管理画面に動画をアップロードし、リンクの埋め込みやタグ付けを行います。その後、リンクをクリックしたときに表示されるポップアップ画像を作成することで、簡単にインタラクティブ動画を制作することができます。操作が必要な管理画面は、とてもシンプルなデザインとなっており、専門的な知識がなくても簡単にインタラクティブ動画を作成することが可能です。

また、実際に制作されたインタラクティブ動画のサンプルも多数掲載されており、事例を参考にしながら動画を制作することができます。

まとめ

スマホを手に微笑む女性

今回は、インタラクティブ動画とはどのようなものか、メリット・デメリットや事例を踏まえてご紹介しました。日常的に動画に触れる機会が多くなったなか、Youtubeなどのプラットフォームではすでにインタラクティブ動画は積極的に活用されているため、今後より一層注目を浴びることが予想されます。

また、インタラクティブ動画は、効果的な施策にするために専門的なスキルと知識が必要となるため、導入ハードルが高く感じられがちですが、無料のサービスなどを利用することで簡単にインタラクティブ動画を制作できます。

多くのメリットをもつインタラクティブ動画を、マーケティング活動に取り入れて見てはいかがでしょうか。

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