SEO対策でおさえるべきポイント教えます
目次
はじめに
基本的に、Webサイトを多くの人にアクセスしてもらう、あるいはビジネス目的でWebサイトを利用してもらうためには、SEO対策は絶対に必要です。その理由は、検索エンジンの検索結果に上位表示される場合とそうでない場合は、Webサイトのアクセス件数に大きな影響があるからです。
そこで、SEO対策を行う場合にどういう点を意識するべきか、大切なポイントについてご案内します。
SEOとは?
まず、SEO対策とはなにかということをご説明します。
SEOとは、”Search Engine Optimization” の略で日本語では「検索エンジンの最適化」と訳されています。実際にどのようなことをするのかというと、検索結果においてWebサイトがより多くユーザーの目に留まるようにすることです。具体的には、あるキーワードで検索をした場合に検索結果の上位に表示させるものです。
実際に調査をすると、検索結果で1位に表示された場合のクリック率は21%、2位になる約半分となる11%、3位では7.57%となり、8位になると1%第まで落ち込みます。
このように検索結果でクリック率が大きく変わってきますので、多くの人にWebサイトを見てもらうためには、できるだけ上位に表示させる必要があります。それにはSEO対策は必要な施策なのです。それでは、検索エンジン(ここではGoogleを指します)で評価をあげるためにはどうしたらいいのでしょうか。
SEO対策で重要な内部対策と外部対策
では具体的に、検索エンジンの上位表示をさせるために必要なポイントを説明していきます。
SEO対策として最も大切なことは、良質なコンテンツを提供するということですが、その「良いコンテンツである」ということを検索エンジンに伝える必要があり、その手段として内部対策と外部対策があります。
内部対策とは
通常検索エンジンは、クローラーという自動巡回プログラムでWebサイトの情報を集めます。そしてそれらを整理して、Webサイトに対して評価をします。その評価の結果が検索結果となりますが、そのクローラーがWebサイト内を巡回しやすくする方法をSEOの内部対策と言います。つまり、クローラーに対してWebサイトの内容が理解しやすいような内部構造にすることで、検索エンジンから適切に評価をされるのです。
ここで重要なのは、そのページがなにを記述しているのを正確にクローラーに伝えることです。そのためにはクローラーがWebサイト内を巡回しやすい構造にする配慮が絶対的に必要になります。
外部対策とは
次にSEO対瘡における外部対策についてご説明します。
SEOにおける外部対策とは、そのWebサイトへの被リンクのことをいいます。つまり、Webサイトが外部のWebサイトからリンクを貼られているかどうか、その数はどのくらいあるのかという事です。
どうして被リンクが重要なのかというと、外部のWebサイトからリンクを貼られているということは、良質なコンテンツということを認めアクセスすることを「推薦」していると捉えているからです。そのため、このWebサイトはユーザーに対して有意義なコンテンツを提供していると判断され、検索結果の評価が上がるという仕組みです。この点からも、Webサイトには良質なコンテンツが必要であるということがわかります。
Googleのガイドラインから考え方を知ろう
世界中の検索エンジンのシェアトップのGoogleは、SEO対策についてどのように考えているのでしょうか。Googleは、自社のコンテンツであるSearch Consoleにおいて「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」を公開しています。
Google サーチ クオリティ チームは、このドキュメントの冒頭では次のように記述されていますので、引用します。
サイトの最適化はユーザーのニーズに応えるために行ってください。検索エンジンはユーザーの 1 つであり、他のユーザーがコンテンツを見つけるのに役立っています。検索エンジン最適化は、検索エンジンがコンテンツを理解して提示するのを助けるためのものです。
つまり、Webサイトはユーザーのために存在し、検索エンジンもユーザーなので、そのユーザーが理解しやすいようにしてくださいということです。したがって、Webサイトは人間であるユーザーの問題を解決するべきものである一方で、そのユーザーが探しやすいように、検索エンジンが理解しやすいような構造にしてくださいということを言っているわけです。
Googleから適切に評価してもらうための基本的なSEO対策
次に、Googleから適切に評価をしてもらうために最低限やっておきたいSEO対策についてご説明します。
キーワードを設定する
一番大事なことはユーザーにとって有益なコンテンツを提供するということです。そのためにターゲットユーザーを絞り、ユーザーがどういうキーワードを使って検索するのかということをイメージするようにしましょう。
XMLサイトマップをGoogleに送信する
Googleに適切に評価してもらうためには、Googleに対して優しい構造であるということがポイントです。そのためにまずするべきことは、GoogleにWebサイトを見つけてもらうための施策を行いましょう。
具体的には、XMLサイトマップをGoogleに送信することです。XMLサイトマップのメリットとしては、クローラーがWebサイトに巡回するスピードを短縮しますし、通常ではクロールしにくいページ、例えば動的なページや画像を多く含んでいるページなどもクロールするので、有効な手段です。こちらはWebサイトをSearch Consoleに登録すると簡単に登録できます。
タイトル、メタディスクリプションの最適化
GoogleにWebサイトを見つけてもらえるようにしたあとは、そのWebサイトがどういうコンテンツであるかを理解してもらう必要があります。
まず、そのページに固有の正確なタイトルをつけ、ユーザーとGoogleに対してこのページがどういうことを記述しているのがわかるようにしましょう。ページのタイトルタグが重要なのは、検索結果の1行目に表示されユーザーがクリックするかどうかの判断基準となるからです。そのため、ページのコンテンツを正確に記述すると同時に、ページの主題が伝わるようなタイトルにしましょう。
また、メタディスクリプションも効果的な文章にします。メタディスクリプションは検索結果において、タイトルの下に表示される説明文(スニペットと言われます)になります。こちらもページの適切な文章を記述することで、ユーザーがクリックするためのきっかけとなると同時に、Googleに対してページの要約として伝えることになるので、ページの理解をされやすくなります。
見出しの最適化
ページにはユーザーが文章を読みやすくするために見出しをつけますが、こちらの見出しについても効果的な見出しをつけるようにしましょう。ここでのポイントは重要なキーワードを必ず入れるということです。その事でGoogleに対してこのページにとって重要なキーワードは何かということを伝えることが目的です。
Googleが巡回しやすい階層にする
Googleが巡回しやすい階層にすることもSEOの重要なポイントです。具体的には
- 関連性の高い階層化
- パンくずリストを使用する
- コンテンツの内容がわかるURLにする
といった施策が必要です。
画像にはalt属性を使用する
Webサイトに使用する画像も有効活用しましょう。alt属性を施すことで、Googleがその画像がどういうものであるかということを伝えます。
モバイルフレンドリー対応
最後にやっておきたいこととしては、モバイルフレンドリーです。今や情報の検索はスマートフォンで行うケースが多くなっているので、Webサイトもスマートフォン仕様にする必要があります。スマートフォンでPC向けのWebサイトは見づらくて使いにくい場合があり、ユーザーにとって大きな負担となるからです。したがって、Webサイトを作る場合は、レスポンシブデザインにするかスマートフォン用のページを用意しましょう。
おわりに
いかがでしょうか?
SEO対策のいちばん大事なポイントとしては、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することです。それにプラスしてGoogleがサイトを評価しやすいよう、サイト構造をGoogleに優しくするように心がけましょう。