競合分析を行うマーケター

SEOで競合分析が必要な理由とチェックポイント、便利な分析ツールとは

競合分析を行うマーケター

Google検索などで自社のサービスや商品を検索した際に、検索結果ページの上位に表示されるようにするための施策のことを「SEO」と言います。

Webサイトを運営している担当者の方なら誰でも気になるSEOですが、具体的にどのように進めていいのかわからない方や、「SEO=悪」というブラックハットSEO のイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ホワイトハットSEOがもたらす大きな可能性を確認しながら、SEOには必要不可欠な「競合分析」のチェックポイントや便利ツールをご紹介します。

SEOで競合分析が必要な理由

競合分析

SEO対策として『サイト構造の最適化』や『タイトルタグの最適化』『内部リンク、外部リンクの最適化』など、自社サイトにできる施策はたくさんあります。また、ユーザーのニーズに寄り添ったサイトを作ることも大事な点です。

しかしその前にしなければならないのは、競合サイトの調査・分析をすることです。

それは、検索結果ページの上位に表示されている同業他社が、なぜ検索エンジンから高い評価を受けているのかを知ることで、SEOに対する理解はより深まるからです。

SEO成功のカギは検索順位を上位に上げることですが、漠然と頑張っても時間のロスに繋がりかねません。 Googleの評価基準は『ユーザーにとって価値ある内容になっているか』ということです。検索上位に上がっている競合他社はすでにその基準を達成していると考えられますので、単純に考えればそれを超えればいいことになります。

つまり競合他社より優れたWebサイトを作り続ければ良いのです。

競合サイトのコンテンツ内容を分析することで、『ユーザーに何が求められているのか』『どのようなコンテンツを出していけばいいのか』を掴むことができます。さらに、『どのように顧客のニーズを育てていくのか』といった今後の方向性の参考にもなります。

このように、競合他社のWebサイトの分析を行うことこそが、SEOを成功させる近道になるでしょう。

競合分析のチェックポイント

競合分析のチェックポイント

検索エンジンでの検索順位は、何万個、何十万個以上ある記事の全体の相対評価で決まります。そのため、自社サイトの課題改善だけではなく、競合他社サイトの調査が必要です。では、調査すべき点はどこなのでしょうか?

ここでは、競合分析を行う場合にチェックしておくポイントを説明していきます。

主要なターゲットキーワードで上位に表示される競合他社を調べる

最も重要なこととして、主要なターゲット層を決めておく必要があります。自社の Webサイトを見てもらいたい主要なユーザー層を決めておくことです。

例えば、化粧品通販サイトを運営する場合、年齢、性別、価格帯によって訴求内容が変わります。さらに自社の強みや弱みを考慮して主要ターゲットを絞り込み、その上で予測したキーワードを検索します。その検索結果ページで、上位表示されている競合他社のURLをチェックし、各競合サイトを調査・分析します。

検索流入数、インデックス数、主要ページのタグをチェックする

検索流入数とは、ユーザーが検索し閲覧した記事から実際にその企業のホームページなどにアクセスした数です。どのくらいの流入数があるか確認しておくことで、自社サイトが同様の順位になった場合の流入数が想定しやすくなります。

インデックス数とは、検索エンジンが登録したURLの数です。クローラーは既に登録しているURLから、サイト内にリンクしているURLを辿り未知のサイトを知ることになります。そこで初めて新しいURLを登録します。元になるURLから派生したインデックスの数がどれだけあるのかが評価対象になりますので、その数をチェックします。

また、主要ページのタグをチェックすることで、調査している競合他社のWebサイトの主要ページ内の内容をチェックすることにつながります。

トップページ、グローバルナビゲーション、パンくずリストを確認する

トップページのメインコンテンツ(主にメイン記事)に書かれているキーワードは重要な分析対象ですので、チェックしてください。

グローバルナビゲーションとは、Webサイトの全てのページの上部や下部に表示されている帯状の「目次」のようなものです。

例えば、『商品一覧』『会社概要』『事業所・営業所一覧』『お問い合わせ』等という項目が並んでいる部分です。検索エンジンは内部リンクが多く集まっているWebページを重要なページだと判断するため、グローバルナビゲーションのリンク先はそれだけで重要なWebページだと判断されることになります。

パンくずリストとは、ユーザーがWebサイト内のどこにいるのかを分かりやすくするために、Webページを階層順に並べたコンテンツの上部に表示されている部分です。ネットサーフィンで流れてきたユーザーにとっては、サイト内のどのページを見ているかが分かりやすくなり、ユーザーにとって有益なシステムです。検索の時間短縮にもなりSEOでは非常に重要な役割です。

競合分析を行う方法

競合分析を行う男性

競合分析といっても、片っ端から調べていくのは時間のロスに繋がります。そのため、ベンチマークするサイトをピックアップし、そのサイトについて調査を行って行くのが良いでしょう。

ここでは、具体的な方法を説明していきます。

1.対策キーワードにおける上位10サイトのURLを取得

まずは、対策したいキーワードで検索した際に表示される上位10サイトをピックアップしていきましょう。自然検索での上位サイトをチェックするので、リスティング広告での表示サイトは競合分析からは外します。

2.比較すべき指標について調査

比較すべき指標については前項でも触れましたが、改めて内部要素と外部要素にまとめました。

【内部要素】

  • インデックス数
  • サイト全体でのコンテンツの網羅性
  • ページ単体でのコンテンツの網羅性
  • title(タイトル)、h1(見出し1)、description(文字数、記述方法)などの基本情報

【外部要素】

  • 検索流入数
  • 被リンク数(外部サイトからのリンク数)
  • 被リンクドメイン数(外部サイトからのリンク元のドメイン数)
  • ドメインの権威性、信頼性
  • ソーシャルメディアの運用状況

3.結果を比較し、具体的な施策に落とし込む

指標となるデータを取得したら比較を行い、自社サイトで対策できていない点を洗い出します。

コンテンツを増やすのか、サイト構造を見直すのか、被リンクを増やすよう対策していくのか……できることはたくさん出てくるでしょう。

ここで重要なのは、なぜそのサイトのSEO対策を行うのかを理解した上で優先順位を決めることです。サイト自体の役割によっても変わってきますが、ユーザーを増やす目的を明確に持った上で、どの施策を行うべきか決めるようにしてください。

競合分析に便利なツール

では、競合分析する上での便利なツールサイトをご紹介します。

Ahrefs

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Ahrefsは、コンテンツマーケティング全般を担うオールインワンSEOツールです。

キーワード調査、被リンク調査、コンテンツ調査、ランキング調査、オンラインのモニタリングなどに利用できます。更新頻度が高くスピード感があり、大手企業マーケターからも定評のあるサイトです。

SEOツールラボ

SEOツールラボ_キャプチャ

SEOツールラボは、設定キーワードを自動チェックできる検索順位チェッカーです。

検索エンジンのGoogle、Yahoo、Bingの検索順位履歴をそれぞれチェックでき、上位100ページの順位動向をグラフで視覚的に捉えることもできます。

一度設定したキーワードは、次回からボタン1つで簡単にチェックでき、毎日指定した時刻に自動でチェックさせることもできます。検索結果の確認作業を効率的に進めることができます。

SEOチェキ!

SEOチェキ!_キャプチャ

SEOチェキ!は、SEO初心者でも簡単にチェックできる無料SEOツールです。

SEO初心者でもWebサイトのSEO状況が簡単にチェックでき、競合のブランディング対策やキーワード対策のチェックにも利用しやすい無料サイトです。

eMark+

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eMark+は、競合サイトのアクセス数の調査などが容易に行えるツールです。

競合Webサイトの訪問者数、利用時間、直帰率、PV数など、行動データ分析が可能です。豊富なキーワードデータがあり、スマホアプリ分析にも対応しています。

SimilarWeb

similarweb_キャプチャ

検索トラフィックソースの計測や競合他社の訪問アクセス数、平均滞在時間を計測できます。デスクトップもモバイルもURL1つで簡単解析でき、36カ月分のデータ分析が可能です。

hanasakigani

hanasakigani_キャプチャ

SEO初心者からプロマーケターまで利用者の多いサイトで、競合サイトの被リンク状況の比較が容易に行えます。

競合サイトの被リンクチェックページがあり、競合サイトの被リンク状況の比較、自社との比較などが簡単にでき、分析作業の時短にもなります。

Majestic

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検知可能な被リンク数が他のSEOサイトに比べて多く、競合ドメインの被リンク検出の伸び率を比較することもできます。

おわりに

SEO観点での競合分析をした上でWebサイトを立ち上げる方が、コンテンツマーケティングを成功させる近道になります。完成後のWebサイトに対して、あとからSEO対策を取り組むよりも、最初にSEOを意識したWebサイトを立ち上げる方がコストも時間も節約になるでしょう。

また、すでに運営しているサイトの自然検索流入数が伸び悩んでいて対策を講じる場合も、まず行うべきは競合分析です。競合分析を行うことで、自社サイトに不足している部分が洗い出しやすくなり、対策を進めやすくなります。

今回ご紹介した方法を参考にしていただき、便利ツールをうまく活用して競合分析を進めていってください。

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