「Subscription」とスマートフォン上に吹き出しが浮かぶ

導入すべき?サブスクリプションサービスについて徹底解説!

「Subscription」とスマートフォン上に吹き出しが浮かぶ

サブスプリクションサービスという言葉を聞いたこともある方も多いでしょう。しかし、サブスクリプションサービスの概要は知っていても、実際に自社において導入すべきかどうか、判断を迷っている方も多いのではないでしょうか。

サブスプリクションサービスは、ライフスタイルが豊かになる新しいサービスともいわれています。今まで利用できなかったサービスを利用できたり、上手に使えば出費を抑えたりすることもできます。そんなサブスプリクションサービスを企業でも導入すべきかどうか、メリットやデメリットを踏まえながら、サブスプリクションサービスについて解説していきます。

サブスクリプションとは

パソコンを使う人の上に、様々なイメージが浮かび上がる様子

サブスクリプションとは、決まった定額の料金を毎月、もしくは毎年払うことにより、サービスを利用することができる新しい契約形態です。これまでサブスクリプション型のサービスと言えば、新聞のように毎月決まった額を払い定期購読するものや、携帯電話の定額料金プラン、映画や音楽などのオンライン上のサービスを利用するために月額プランに加入するものなどが主流でした。しかし、今では多くの企業がサブスプリクションサービスを取り入れており、消費者はファッションや自動車など、より生活に根付くサービスを便利に利用することができます。

そうした利便性が受け入れられて、サブスクリプションサービスの普及率は年々上がっています。サブスプリクションサービスの市場規模予想は、2020年では7,184億円、2023年には8,623億円に達するといわれています。

サブスクリプションサービスをレンタルサービスの一部だと思っている方も多いですが、レンタルサービスとは違います。車のレンタルだと、一定期間車を貸し出し、その期間が終了すれば車の貸し出しも終了となりますか、サブスプリクションサービスの場合はサービス内容によっては新しい車に変えたりすることも可能です。 また、お弁当や野菜などを月額で配達してくれるなどの、レンタルとは全く違ったサブスクリプションサービスも広く展開されています。

※参考元:サブスクリプション・サービスの動向整理

サブスクリプションに向いているサービス

丸くカットされた木にスマイルマークが乗っている

サブスプリクションに向いているサービスは多くあります。新しいライフスタイルを提案するサブスプリクションサービスは、アイデア次第ではどんなサービスにも応用することができます。ここでは、サブスクリプションサービスに向いている分野を紹介します。

車や音楽、ファッション分野

例えば、車や音楽、ファッションなどもサブスプリクションサービスを取り入れることができます。車であれば月額で乗り放題、音楽であれば月額で聴き放題、ファッションであれば月額でレンタルし放題などです。美容室であれば月額でカットやカラー、ヘアセットやシャンプーがし放題。中には、自宅で髪を洗う代わりにこうしたサービスを利用する人もいます。

その他にも、クリーニングであれば月額でクリーニングし放題、食品などの会社は、月額料金を払えば1ヶ月分の食材を届けたり、毎日のお弁当を届けたりといった、あらゆるサービスに対応できるところもサブスプリクションサービスの良いところです。

漫画や小説

漫画や小説などの書籍も月額で読み放題などのサービスを展開することが可能なので、サブスプリクションサービスに向いています。例えば、漫画を全巻集めようとすると、利用者はお金だけでなく本を置くスペースも用意しなければなりません。サブスクリプションサービスを利用することで、少ない利用料で物を持つことなく好きな作品を読むことができるのです。

デザインや動画制作

実はデザインや動画制作などのサービスもサブスクリプションに向いています。デザインであれば月額で安くデザインを作ってもらうことができ、動画編集であれば月額で動画編集し放題などのサービスを導入することができます。

サブスプリクションに向いていないサービス

サブスプリクションに向いていないものは、継続性がなく、一生に一度しか使わないような物やサービスです。ただ、サブスプリクションはアイディア次第でどのような業態にでも取り入れることができます。導入を諦める前に、自社ならどのようなサービスが展開できるか考えてみるのも良いかもしれません。

サブスクリプション導入のメリット・デメリット

ノートパソコンを広げながらスマートフォンを見る女性

サブスクリプションに向いているサービスが確認できたかと思います。ここからは、導入のメリットとデメリットを確認していきます。

メリット1:売り上げを把握しやすい

サブスプリクションを導入するメリットとしては、月にいくら売上が上がるか把握できるという点にあります。売上の管理もサブスプリクションサービスを利用しているお客様の人数に対して、サービスの金額をかけるだけなので簡単にできます。

また、新たなお客様を獲得するよりも、サブスクリプションサービスを使っていただいているお客様に引き続き継続してもらったほうが営業コストもかかりません。その分の労力をお客様サービスにかけることで、顧客満足度が上がりやすくなります。顧客満足度が上がることで、結果的にサービスの継続利用につながりやすくなります。このように、サブスクリプションを基軸に好循環が生まれやすくなるのです。

最終的に、サブスクリプションサービスの継続ユーザーが増え、売り上げが安定すれば、おのずと経営も安定します。経営が安定すると、売上の管理も楽になり余分な営業コストもかからないので経費も削減することができます。サブスプリクションサービスを利用するお客様を多く獲得できれば、そのお客様の満足度を上げるために丁寧な対応や、より良いサービス提供のための努力に注力することもできます。

メリット2:利用者データが蓄積される

これまでのような買い切り型のサービスや物の場合、購入時以降は利用者との接点を持ちずらく、その後どのようにサービスが利用されているか把握するのは困難です。その点、サブスクリプションサービスは、常に利用者との接点を持ち続けることができます。どのように利用されているか、何が人気かなど、常に利用者のデータを取りつつサービス改善に役立てることができます。

メリット3:利用者側にもメリットがある

利用者側からすれば、サブスクリプションサービスを利用することで、安価な価格で常に最新のサービスを利用することができます。普通、物を購入すると飽きたら自分で処分しなければなりませんが、サブスクリプションサービスなら返却すれば良いだけです。多くの物を持つには場所が必要ですが、当然それもコストです。利用者は、そうしたコストを最小限に抑えながら、サービスという旨味の部分だけを利用することができます。サブスクリプションサービスとは、提供者側も利用者側にも双方にメリットのあるサービスと言えるでしょう。

デメリット1:売り上げが安定するまでが大変

サブスクリプションサービスにもデメリットは存在します。売り上げが安定するまでに時間がかかるという点です。それまでの運営資金を十分に用意する必要がある場合があります。そのため、資金計画は綿密に行う必要があります。

また、利用料を低く見せることで話題性を狙う場合もあります。利用者の立場からすれば、利用料は安いほうが良いのは当たり前ですが、提供者はその分別のところでコスト削減をするなどの努力が必要になります。ある程度利用者数の見込みが経ったところで、利用料金を段階的に上げるサービスも多くあります。

生産コストや営業に対するコストはある一定かかってしまうため、初めのうちは赤字となってしまう可能性が高いです。しかし、サブスプリクションサービスを利用する人が一定数を超え、一定期間利用すると、その後の利用料金はサブスクリプションサービスを更新していくランニングコストだけで良いので、利益が出やすく、長く続ければ続けるほど黒字になる可能性が高いのです。

サブスクリプションを導入する注意点

 「CAUTION」ブロックが3つ積み上げられる様子

メリットとデメリットを確認したところで、今度は導入の際の注意点を確認してみましょう。

料金設定は計画的に

サブスクリプションサービスを導入する場合は、サービスの料金をどのくらいに設定すれば、どのくらいの利用者が確保できるのかといった綿密な計算が必要です。料金設定を低くし、多くの利用者が一気に集まると、経営が破綻してしまう可能性もあります。そのため、サブスプリクションを導入する場合の注意点としては、経営が安定するまでにしっかりとした経営資金を確保しておくということです。

サブスプリクションサービスを利用するお客様が一定数、一定期間を超えるまでは、赤字となる可能性が高いので、その期間を乗り越えるための経営資金を確保しておかなければなりません。この経営資金の見通しが甘いため、サブスクリプションサービスをやめてしまう企業も多いです。

人気が出過ぎると破綻する場合も

焼肉チェーン店の「牛角」ではサブスクリプションサービスを導入したものの、人気が出すぎて急遽サービスを終了しました。飲食店などの実店舗では、人員配置や材料費などの物理的なコストがどうしても発生します。サブスクリプションサービスを導入して人気が出すぎて一気に利用者が増えると、材料や人員が間に合わず、立ち行かなくなってしまうのです。

サブスプリクションサービスを導入する際は、しっかりと経営資金を確保し、右肩上がりに徐々にサブスクリプションサービスを利用するお客様を増やしていくといったような経営手腕が問われることとなります。

サブスクリプションを導入したサービス事例

近年、急激にサブスプリクションサービスを導入する企業が増えました。今では、多くの企業がサブスクリプションサービスを導入しています。

Amazonプライム

Amazonプライム

「Amazonプライム」ではAmazonプライム会員に入れば配送料が無料、お急ぎ便の利用などが無料、「PrimeVideo」の会員になればドラマや映画、アニメが見放題です。

dマガジン

dマガジン

「dマガジン」では芸能週刊誌やファッション誌、ホビー誌など雑誌は定額で好きなだけ読めるサービスを展開しています。比較的メジャーな雑誌が多く、取扱量も1500冊以上と充実しています。 

yahman cajon

yahman cajon

「yahman cajon」ではカホンという打楽器を月額で叩き放題、壊れても新しいカホンと交換可能といったサービスをしています。月額1,000円で気軽に利用できるので、結婚式やイベントなどでカホンを使いたい方にもおすすめのサービスです。 

おかん

おかん

「おかん」ではおふくろの味を彷彿とさせるお惣菜を、毎月10種類届けてくれるサービスを展開しています。 お惣菜はどれも1食の食べ切りサイズとなっており、食生活が偏りがちなビジネスパーソンにありがたいサービスです。

Mチーム

Mチーム

「Mチーム」では定額料金で動画もデザインもし放題というサービスを展開しています。構成などの業務についても「Mチーム」のディレクターに丸投げでOKなので、手間なく簡単に動画作成・編集を行うことができます。 

ゼロcafe

ゼロcafe

「ゼロcafe」では月額3,980円で電源やWiFiを使えるカフェを利用できるサブスプリクションサービスを導入しています。利用の際にはワンオーダーが義務付けられることもなく、コーヒー飲み放題と非常に良心的で東京を中心に30店舗以上を展開しています。

MECHAKARI

MECHAKARI

「MECHAKARI」は洋服レンタルのサブスクリプションサービスを導入しています。レンタルできる商品はすべて新作新品のアイテムで、返却期間はなく何度でも借りることが可能です。

この他にも、たくさんの企業がサブスプリクションサービスを導入しています。今ではサブスクリプションサービスは日本で最も勢いのあるサービス形態となり、多くのお客様が利用しています。

サブスクリプションの今後

女性がスマートフォンで映像コンテンツを扱うイメージ

利用者がサブスクリプションサービスを利用するメリットは、月々の出費が明確になり、本来であれば高い料金を支払わなければならないサービスも安く利用することができる点です。好きな時に契約して好きな時に解約できるのも気軽で、サービス購入のハードルを下げてくれます。

国内では高齢化や少子化の影響から、多くの市場が鈍化している傾向にあり、新規需要や販路の開拓が必要となっています。そのような現状の中でも、サブスクリプションサービスを先行して導入していた映画や音楽配信サービス業界やアパレル業界は、CDやDVD、服やブランド品などの所有からサービスの利用へと、消費者動向を踏まえた需要の開拓に成功しています。

これまでは所有することが当たり前だったものが、サブスクリプションサービスの浸透により、所有しないのが当たり前になりつつあります。我々消費者のこうした傾向は、今後ますます広まり、それに伴いサブスクリプションサービスも今後ますます発展が見込まれます。

まとめ

デジタルネットワーク網が広がるイメージ

サブスプリクションサービスは、これからのライフスタイルを新しく変えてくれる画期的なサービス形態です。ただし、サービスによっては、少し間違えると継続が難しいものもあります。自社のサービスの特性をよく見極めた上で、サービス内容を設定することが重要です。

常に利用者との対話をするような気持ちでサービス運営にのぞむことで、継続と発展を繰り返す素晴らしいサービスにすることも可能です。今回の記事が、サブスクリプション導入の知識として役立てば幸いです。

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