デジタルトランスフォーメーションのイラストイメージ

DXとは?基礎から事例まで説明します

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今回は、DXとは何なのか、あらゆる業界からDXが注目される理由やDXに欠かせない技術、DXを推進する上で使えるサービスを紹介していきます。実際に、自身の企業がDXを推進していく方法まで詳細に解説していくので、ぜひ参考にしてください。DX推進ができているかどうかで、企業の将来の生存確率にまで影響を及ぼすことまであるほどです。どうぞ最後までご覧ください。

DXとは

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そもそもDXとは何なのかについて解説していきます。

DXの概要

DXとはDigital Transformationの略語で、DigitalのDとTransformationの省略表記であるXを合わせてDXと呼ばれています。 一言で言えば、今までアナログだった企業やサービス、業界全体に、デジタル技術を基盤とする革新的な新しい方法を取り入れ、活性化させるという意味です。DXできていない企業が生き残れないというのは、多くの業界で実際に起きていることであり、実感している方も多いかと思います。

DXの成功事例

DXを成功させた事例としては、あの有名な大企業であるAmazonです。AmazonがDXさせたのは知っての通り、購買行動です。Amazonが登場する前の人々の購買行動は、実際に店舗に欲しい商品を探しに行き、手に取って購入していました。しかし現在はAmazonのネットショッピングを利用すれば、自宅にいながら世界中の商品をワンクリックで購入することができ、自宅まで数日で届けてもらうことまで行えます。人々の購買行動をデジタル化することによって、ユーザーの利便性が高めることができたので、多くの売り上げを上げることができ、現在の大企業になることができました。購買行動のDXに乗り遅れてしまった店舗運営のみのトイザラスやショッピングモールの企業などは、軒並みダメになってしまいました。DXとは何かを紹介する上でAmazonの成功例は非常に参考になります。AmazonがDXさせたのは、人々の購買行動以外にも、知識や行動、モノといった要素まで多岐に渡ります。

Amazonで商品を購入すると、「こちらの商品を購入している方はこちらも合わせて購入しています」といった行動履歴による自動レコメンドが表示されます。これにより、さらにユーザーの購買意欲を高め、購入を促すことに成功しています。技術により人の行動を変革させるDXの一例です。また、 AmazonプライムやAmazonミュージックというサービスを使えば、映画や音楽を購入せずに楽しむこともできます。CDやDVDを購入するために店舗に行く必要もなく、さらには、より少ない費用でそれらのコンテンツを楽しむこともできるようになりました。今まで映画を見るにはDVDを購入するかレンタルするしかなかったのが、 Amazonプライムの登場により、多くの映画を自宅にいながら何度でも楽しむことができるようになりました。これにより、 TSUTAYAやゲオといった、既存の実店舗型レンタルサービスを行っている企業は、大打撃を受けることになりました。 これも、技術により人の業界やユーザーの行動までもを変えてしまったDXの一例と言えるでしょう。

このように、デジタル技術を活かしたDX推進により、業界やサービス全体までも一変することさえあり得るのです。企業がその業界で生き残れるかどうか、生存戦略に関わるほど重要であると言っても過言ではありません。

DXが注目される理由

パソコンを操作する人と、その上に浮かび上がる図形などのイメージ

DXが注目される理由を順に解説します。

DXの遅れによりシェアが奪われる

DXが日本で注目されている理由は、現在の日本企業はデジタル化があまり進んでおらず、製造業で発展した時代とは一変して、アメリカや中国、インドといったIT先進国に大きく遅れを取っているからです。現在も様々な分野のシェアを中国企業に奪われてしまっていますが、今後DXが推進されなければ、ますます日本企業が世界で成長できる可能性は低くなって行きます。

例えば、インドで創業したOYOと言う企業は、人工知能を用いた革新的な技術でインド内外のホテル業界に衝撃を与えました。OYOの事業はホテル運営にとどまらず、日本の不動産業界にも進出しています。古いシステムを使い続けている日本の不動産業界も、DX推進が急務と言えるかもしれません。

海外企業は日本のITレベルの遅れに気付き始めており、着々と様々な業界から日本進出が始まっています。これは、DXの遅れのせいで、その業界でのシェア獲得が容易だと判断されているとも言えます。

現在の大手企業がDX推進に取り組むことはもちろんですが、未来の大企業になるであろうベンチャー企業にもDXが取り入れられて行かないと、昔の日本の様に世界で戦える商品やサービスを生み出すことは今後は難しくなるでしょう。

DXレポート

DXが注目されている証拠として「DXレポート」という経済産業省が行った研究会の記録があります。DXレポートでは日本の将来について警笛を鳴らしており、2025年までに大幅なDXを行わないと海外との企業競争に戦えなくなり、国が没落してしまうという内容です。DXレポートには「今の日本はIT後進国になってしまい、この先ヤバイぞ!」ということが書いてあるのですが、内容は大袈裟ではなく、非常に危機的状況です。

こちらから実際のレポートを閲覧することができます。サマリーから詳細な本文、簡易版までレポートがあるので、好きなタイプを選んでみてください。

DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~(METI/経済産業省)

DXに欠かせない技術

パソコン画面にタッチする手。デジタル技術のイメージ。

ここでは、DXに特に重要とされる技術について紹介します。

クラウド、ソーシャルメディア、ビッグデータアナリティクス、AI

クラウド、ソーシャルメディア、ビッグデータアナリティクス、AIの4つは、あらゆる業界でDXを進める上で欠かせない技術です。これらの技術を活用すれば、どんな業界でもDXを行うことができます。

まずクラウドは、今後の企業やサービスに取って絶対に必要な技術です。特に大企業であったり、サービス利用者が多ければ多いほどクラウド技術が役に立ちます。クラウド技術を取り入れることがでいればデータやアプリケーションの運用を効率化することができます。次にソーシャルメディアはTwitterやFacebookなどのSNSのことで、上手く活用することができれば、あなたの商品やサービスの認知度向上や売り上げ増加に非常に役立ちます。3つ目のビッグデータアナリティクスとは商品やサービスを利用する膨大な顧客データを解析して、マーケティングに活用することです。最後にAI技術は機械学習による人工知能を活用して、効果的な販促や広告戦略を実行することです。

これら4つの技術をAmazonやマイクロソフトなどの大企業は随分前から活用しています。もしあなたの企業で4つの技術の内一つも取り入れていないのであれば、今後大きな痛手となる可能性は十分にあります。すぐに活用を検討する様にしましょう。

DX推進に使えるサービスを紹介

タブレットを操作するビジネスマンと、浮かび上がるデジタルイメージ。

ここからはDX推進に使えるサービスをいくつか紹介していきます。上で解説した4つの技術を取り入れるためには、既に多くの企業で活用されているツールやサービスを活用するのがおすすめです。例えば以下の様なツールを活用することで、商品やサービスの販売を効果的に行うことができる様になります。

広告動画作成サービスのリチカ

まず紹介するのは広告動画をAI技術により簡単に作成することができるサービスを提供しているリチカです。リチカは商品やサービスを紹介する広告動画を格安で作ることができ、納期も他の動画制作サービスと比べて圧倒的に早く作ることができます。

リチカを利用している企業はビッグカメラや、ヤフージャパン、森永など多くの大企業が動画制作を依頼しています。動画を活用した宣伝方法は、YouTubeなどの動画配信プラットフォームの利用者が増えたことによって、非常に有効な手段になりました。動画であれば、テキストや画像で伝えられる情報の何倍も多くの情報を短い時間で伝えることができる様になります。

動画制作会社はリチカ以外にもたくさんありますが、多くの場合動画制作には多額の制作費用がかかることになるので、予算が少ない方や、納期早めに制作したい方にリチカは本当におすすめです。DX推進を行っていきたいと考える企業にとって、このようなツールを使って動画を活用すれば、最もコストをかけずに効果を上げることができるのです。まずは動画制作から始めてみるのもおすすめです。

AIによるマーケティングツール

次に、AIによるマーケティングツールは、AI技術を活用して、商品やサービスを購入する可能性が高い方のデータを集めて、顧客が何を求めていて、どんな時に商品を購入するのかを判断することができます。マーケティングツールにAIを活用することで、今までよりも高度な販売戦略を作ることが可能になります。

マーケティングは情報量の勝負とも言われていますが、人力で情報のすべてを抽出して活用するのは困難です。適宜AIを活用したマーケティングツールを用いて、大量の情報を識別し、的確なターゲットにアプローチしていくことが重要です。マーケティングに活用するデータを取得するためにも先ほどの動画を利用した広告運用も併せて行うのが効果的です。

YouTubeで商品やサービスの動画広告を運用し、そこで得られたデータをAIを使ったマーケティングツールで更に精度の高い内容に修正していくと言う流れが大切です。これからの時代は、この様なツールを用いた情報活用はどの企業でも取り入れるのが普通となってきます。しっかりと戦略を持って行う企業と、そうではない場合とでは、将来的にかなりの差が生まれることは否めません。

DX推進、結局どうしたらいい?

デジタルの蝶が羽ばたくイメージ

最後にDX推進をするには結局どうしたらいいのか?を解説していきます。どの企業でも行えることなので、少しづつ変化させれる所から始めてみましょう。

具体的には以下の3つの施策を進めていくのが効果的です。

  1. 経営方針からDX推進計画を作成する
  2. 社内システムの継続的な改善
  3. 優秀な人材の確保と育成

順に解説します。

経営方針からDX推進計画を作成する

どんなDXを行う上でも、①の計画を立てることが最も重要です。まずは現状どんな問題があり、競合企業に劣っていることは何なのか?何を行うのが最も効果を上げることができるのか?などを洗い出し、綿密に実施計画を立てていきます。明確な目標がなくDXを推進させようと思っても、全く的外れな改善を行うことになってしまい、かけた時間も費用も無駄になる可能性が高いです。そうならない様に、経営陣や戦略室の幹部達で、しっかりと目標を設定する様にしましょう。

社内システムの継続的な改善

次に②の社内システムの継続的な改善とは、最も変化させるのが難しい、社内システムの根幹を変えることです。長年運用してきた社内システムを新しくするのには、費用や運用面、セキュリティー面の不安から抵抗があると思います。

ですが、革新的な変化を起こすには、社内システムを変えることが近道です。古くて使いにくいシステムを使い続けることで仕事の能率が上がらないのであれば、早急に変えるべきです。とは言え骨の折れる作業であるのは確かです。時間をかけてシステムの移行手順や、新しいシステムの構築などを慌てずに実行していきましょう。

また、システムの改善は一度行ってすぐに完全に機能することはほとんどありません。日々運用を行う中で、問題が浮上するのはよくあることです。それらを逐一改善していくことで、いずれは上手く回るようになります。パッケージ化されたクラウドシステムなどを取り入れても、やはり多少改善しないと、完全に最適化することは難しいものです。最初は大変ですが、①で設定した目標から外れない様に社内システムの変更を行い、変更後も継続的に改善を怠らないようにしましょう。

優秀な人材の確保と育成

最後に③の優秀な人材の確保と育成は、長期的にDXを推進し、世界中のIT企業に乗り遅れないために非常に重要です。今後日本の企業がDX推進を行い、積極的に優秀な人材を確保していくことができないと、ますます海外企業の日本進出を促すことになりますし、優秀な人材はアップデートされない古い日本企業で働くよりも、最先端の知識や技術を用いた報酬の高い企業で働きたいと考えるのが当然です。今からしっかりと採用活動に力を入れて、優秀な人材を確保することができれば(もちろんそれなりの報酬は必要ですが)海外企業にも対抗することができますし、その後の育成にも繋がります。

③の優秀な人材の確保は②の社内システムの改善にも非常に役に立つはずです。そもそも社内にシステムに詳しい人間がいなければクラウドの移行なんてできるはずがありませんし、まして独自システムを開発することなんて考えることもできません。

今後の採用はITに特化した人物の需要が増していくので、今から少しづつ力を入れていく様にしましょう。この目標を設定して、社内システムを改善し、優秀な人物を確保することを行えば、どんな業界の企業であってもDXに乗り遅れることなく、変化に対応していくことができるはずです。

まとめ

少年の上にデジタルイメージが浮かび上がる、イメージ図

今回は、日本企業が海外企業に負けないために非常に重要なDXについて解説しました。今後製造業以外の日本企業が世界と戦っていくためには、業界全体でDX推進を行っていかなければなりません。この記事で紹介したDXを簡単に行うことができるサービスを利用したり、3段階のDX推進方法を実践して、世界の企業に負けない企業にしていきましょう。

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